【心筋梗塞×保険】心臓を止める心筋梗塞の恐ろしさ

心筋梗塞とは

心筋梗塞は心臓疾患の一つですが、癌に続き、日本人の死亡原因の2位となっている恐ろしい症状です。
心筋梗塞は病名の通り、心臓の心筋が梗塞してしまう病気です。
具体的にいうと、心筋が酸素不足に陥り壊死します。
心筋を冠動脈が取り囲んでいて、心臓に血液と酸素を送っています。
しかし、生活習慣や食生活の乱れ、飲酒やタバコなどの影響でコレステロールが溜まり、動脈硬化で硬くなってしまうと、血液の通り道が塞がれてしまうのです。
心筋に血液を送ることができなくなると、血液に乗って酸素が供給されなくなります。
これによって心筋が酸素不足を起こし、壊死してしまうのです。
心筋が壊死すれば、やがて心臓も止まり、死に至ります。
壊死が広がる前に血の流れを回復させ、心臓を動かし続けることができるかが生死の分かれ目です。

心筋梗塞の症状

心筋梗塞の症状は比較的わかりやすく、耐えられないような、締めつけられるような痛みに襲われます。
胸を押しつぶされるような、焼け火箸で心臓を刺された感じの痛みだったと振り返る方も少なくありません。
心臓のある左胸部から左肩・首・下あご・みぞおちにかけての激烈な痛みが生じ、横になっても20分以上続きます。
急性心筋梗塞の場合、突然の痛みとともに倒れて苦しむ方や気を失う方も少なくありません。
周囲がすぐに気づき、心臓圧迫などを行いながら、救急車を手配できるかが重要になります。

 

時間が急がれる

急性心筋梗塞の場合、救急車で搬送されても、病院に到着前に亡くなる方も少なくありません。
専門医のもとで、一刻も早く、詰まった冠動脈を開通させ、血の流れを再開させることが求められます。
心筋梗塞の発作が起きた時から、血液が再び流れるまでの時間が短いほど、生命をつなぎ、その後の生活に与える影響を小さくできます。
心筋梗塞の状態が長く続くと、命が助かったとしても、脳などにも血液が届かなくなり、言語障害や手足の麻痺が残り、車いす生活や寝たきりになってしまうこともあるので早急な対処が必要です。

居合わせた人の対応

急性心筋梗塞症で心肺停止したにもかかわらず、社会復帰ができた方の調査をすると、その多くが倒れた時に近くに居合わせた人が胸骨圧迫をしているという例があります。
救急車を手配しても、到着まで平均7~8分はかかると言われています。
その間、心肺停止状態が続くと、心臓だけでなく、脳にもダメージが及んでしまい、後遺症につながってしまうのです。
AEDがなくても心臓マッサージを行うなど対処できる勇気を持ちたいものです