目次

    鬱(うつ)の治療費と入れる保険②

    鬱(うつ)とはどんなものか?

    鬱とは?

    鬱状態になると、日々の生活でずっと気分が落ち込んでいて楽しくない、どんなことをしてみても楽しめない気持ちになります。
    気分障害の一種と言われていて、これは今健康的で意欲的に物事に取り組んでいる人でも急になってしまう可能性がある病気です。
    人間誰もがかかってしまう可能性があります。
    気分の落ち込みと一緒に、眠れない、食欲がないなどの症状も一緒に現れます。
    普段から疲れやすく苦しく日常生活に障害が支障がある場合も鬱かもしれません。
    鬱病のほかに、気分が上がる時と下がる時が来る双極性障害(躁うつ病)があります。

    鬱のきっかけ

    鬱病になってしまうきっかけは、日々の生活の中に潜んでいます。
    学校や会社でのいじめや失恋、離婚、大切な人が死んでしまうなどさまざまなことがきっかけです。
    悪い出来事ではなく、世間から見たら喜ばしいことでもストレスから鬱になる場合もあります。
    たとえば、進学、新築を建て引っ越しなどにも潜んでいるのです。
    通常の精神状態の時には、「こんなことがきっかけで?」と感じるようなことでも鬱になる要因になってしまいます。

     

    目安は2週間

    誰でも自分の思い通りに行く日々を送っているわけではないため、鬱病のような状態に陥り落ち込むこともあります。
    それでも、通常は少しの間落ち込んだら、「クヨクヨしていても仕方がない」と次に進めます。
    いつの間にかその時の出来事も忘れていくものです。
    しかし、やる気が起きなくて、眠れない、ご飯も食べたくないというような状態が2週間続いたらおかしいです。
    ずっと無気力で気分が落ち込んでしまったという時には病院に行きましょう。
    本当に自分は鬱病か自信がなくても問題ありません。
    精神科や心療内科に行けば、丁寧に診察してチェックしてくれます。

    鬱になりやすい人

    完璧主義者で、自分が少しでも失敗すると許せない人、真面目な人、人に気を遣う人などがなりやすいと言われています。
    完璧に頑張りたい、真面目に取り組みたいと考えることは素晴らしいです。
    急に性格を変えるのも難しいでしょう。
    少しずつで良いので、万が一ミスしてしまったり、怒られてしまったりしても「まぁいいか」と思えるように訓練してみてください。
    適当で良い部分は誰かに文句を言われても良いので、いい加減にやってみましょう。
    少し気を緩めて自分に優しくし、何か悪いことが起きてパニックになりそうでも「なるようにしかならない」と時の流れに身を任せてみてください。
    人に気を遣う人も、「嫌われたっていい」と割り切って「いい人」をやめるとストレスが軽減されます。

     

    鬱の回復までの流れや注意すること

    鬱と診断されたら

    何をやっていても気力がなく、朝起きるのがつらい、ミスが増えてしまうなどの症状が2週間近く続いてしまったらまず病院に行きましょう。
    だいたいこのような症状が出ていると、病院では鬱と診断されます。
    おかしいと感じ病院に行ってる頃は、ある程度悪化した状態です。
    まず鬱と診断されたら、薬物療法を行います。
    これまでの蓄積された疲労を回復させるために、気力や体力を回復させる抗うつ剤、しっかりと睡眠が取れるように睡眠導入剤、気分を穏やかに保てるように促す抗不安薬などを組み合わせて飲んでいきます。
    薬物療法を繰り返していくうちに、次第に気持ちも通常の時の自分になって回復するでしょう。
    回復される時期は、無理な動きをしないことも大切です。
    だいたい回復するためには、数ヶ月が必要です。

    鬱の注意する点

    薬物療法をしているうちに、自分の中で調子が良いような気持ちになります。
    実際不安などをやわらげて気分や体力を回復する薬も飲んでいますので、何も対処していない時よりも気分が上がっていきます。
    気持ちが上がってくると、普段通りの生活がしたくなるでしょう。
    やる気に満ちた時に、普段やっていた外出などの行動をしてしまうと、回復途中ではガクっと疲れがきやすくなります。
    その日は良くても、次の日も同じようにできるかといったらそうではありません。
    翌日にはダウンしてしまい、一歩も動けなくなる程になってしまう場合もあります。
    まだ回復の途中ですので、完璧には元気になれません。
    何も進歩していないのではなく、鬱の回復期にはよく見られる症状です。
    今度また動きたくなったら、100%の力ですべてをこなそうとするのではなく、少しずつ動けるようにコントロールするとい良いでしょう。
    自分の限界を超えないように、少しずつ普段通りに近づけていくと良いです。

    途中で服薬をやめない

    徐々に調子が戻ってくると、もう薬なしでもやっていけるのではないかと思うようになります。
    気持ちの中では確かに普段は薬を飲まなくても生活できていたので、そろそろやめても良いかもしれないと感じてしまうかもしれません。
    しかし、途中で服薬をやめてしまうと、また鬱が再発してしまう可能性が高くなります。
    しっかりと治りきっていないところでやめてしまうため、また苦しくなってきて朝起きられない、やる気が出ないとなってしまいます。
    途中で服薬をやめず、回復してきてからも継続して服薬することが重要です。
    病院の先生ともよく相談をして、薬を指示通り減らして飲んでいきましょう。
    一緒にセルフコントロールの訓練もして、再発防止も心がけましょう。

     

     

    鬱の前兆を知っておけば早期の対策ができる

    心と体の異変が続くようなら要注意

    気分障害である鬱にはなんらかの前兆が現れるので、それを見逃さないようにしましょう。
    よくあるのは生活習慣や体調の異変であり、疲れているのに寝つけない、食事を摂るのがきつい、などは高確率で起こります。
    これらは一過性の症状だと考えて見逃してしまいがちですが、ずっと続くようなら鬱かもしれません。
    鬱は心の風邪と呼ばれていますが、時に命を落とす症状にもなりえます。
    自分を傷付けたり、他人に危害を与えたりするリスクがあるため、前兆に気づいて早めに対策をすることが重要です。
    一般的に心と体の不調が1~2週間を超えて続くようであれば、鬱の可能性を考えてみる必要があります。
    鬱は決してめずらしい疾患ではなく、多くの人が生涯において経験するポピュラーな症状です。

    心がつらいなら鬱が原因かもしれません

    鬱の前兆として多いのは、心の状態が不安定になることです。
    また、ネガティブな感情が湧いてきて、払拭するのが難しくなります。
    理由もなくイライラする、人と会話するだけでストレスが溜まる、何をやっても楽しいと感じられない、などはよくある前兆です。
    だるさや倦怠感を招くこともあり、几帳面で身だしなみに気を配っていた人が、急にだらしなく不潔になるケースもあります。
    周りから見れば、別人格に変化したように感じられることもあります。
    何事に対してもネガティブに考え、ポジティブに捉えることができなくなったら鬱の前兆かもしれません。
    仕事が以前より明らかに遅くなった、夢も希望も見出せない、失敗した出来事ばかり思い出してしまう、などの状態にも注意が必要です。
    鬱の多くは環境が生み出すので、環境を変える対策も考えてみてください。

    体の違和感にも敏感になりましょう

    体の調子が変だと感じる場合、多くの人は内科に行くでしょう。
    たとえば、内臓の機能が低下していると不調を招きますが、鬱の場合は検査を受けても異変が見受けられないケースが多々あります。
    しかし、鬱を発症している状態で放置しておくとますます症状が悪化していきます。
    鬱は体にも前兆が現れ、食欲や性欲が減退することが多いです。
    食事をする楽しみが激減した、異性に性的な感情が湧かない、などはよくある体のサインです。
    ほかにも、胃腸のトラブル、便秘、下痢などを招くこともあります。
    内臓には異常がないのに疲れが抜けない、何もしなくても疲れる、睡眠の質が著しく低下している、などと感じる場合は鬱かもしれません。
    鬱の前兆や症状は一つではありませんし、人によって症状が異なりますが、いずれにしても症状が長く続くのが特徴です。

     

     

    鬱対策は早めに始めることが大切

    心の状態の変化に気づきましょう

    昨日まではまったく問題なかったのに、今日になって鬱になるということはほぼありません。
    鬱にはなんらかのサインがあるので、これを見逃さないことが最大の対策です。
    たとえば、毎日が楽しく感じられない、趣味・娯楽にすら興味を持てなくなった、集中力や決断力が明らかに低下している、などと感じたら注意が必要でしょう。
    体に生じる症状と異なり、心の症状は発見が難しいため、なおのこと心の変化に敏感になっておく必要があります。
    人は誰しも機嫌の悪い日、やる気の出ない日などを経験するものですが、これらが長く続くようであれば要注意です。
    鬱は心の風邪と言われることが多く、生活環境が変化する状況で発症しやすくなります。
    たとえば、受験や就職、育児などを機に発症することが多いです。

    実は体にもサインが生じます

    鬱は心の病ではありますが、体にもなんらかの変化が現れます。
    疲れているのによく眠れない、食事をする楽しみが激減した、慢性的に疲れやだるさを感じる、などはよくある症状です。
    人間の心と体はつながっており、心が不健康になると体の元気もなくなります。
    それゆえ、体にだけ疲れが生じる状態よりも、鬱が原因で疲れを招いている状態のほうが深刻です。
    鬱の対策で大切なのは、心の疲労に敏感になり、自覚したら早めに取り除くことです。
    心がつらいと感じたら、ゆっくりと休む、自分に無理をしない、などを意識してみましょう。
    鬱は最初に心の異変が生じると思われがちですが、まずは体に異常が生じ、続いて心に影響が出てきます。
    そのため、疲労やだるさが続いているなら、早めに対策を始めてください。

    信頼できる人に相談して心の負担を軽くしましょう

    鬱対策では誰かに相談してみることも大切です。
    自分だけで問題を解決しようと考えると、心に過度の負担がかかります。
    完璧主義や神経質といった人は、特に鬱を招きやすいので注意してください。
    鬱はひとたび発症すると、治療に数年を要することがあります。
    そうなれば、仕事や家事、育児にも影響が出てくるでしょう。
    だからこそ自分に無理をせず、つらいことがあれば家族やパートナー、信頼できる友人などに相談してみるのがおすすめです。
    話すことで心が軽くなれば、同時に体も楽になるでしょう。
    鬱の原因が環境にあると判断される場合は、その環境から逃げ出すことも考えてみてください。
    たとえば、職場環境が合わない、人間関係が劣悪な状態にある、といった場合は仕事を辞めることを視野に入れましょう。
    逃げるのは決して悪いことではなく、自分の身を守るための手段だと考えてください。

     

     

    鬱病の通院の注意点とポイント

    長期化する可能性を考えての通院

    鬱病は短期で治ることは残念ながら少ない病気と言えます。
    長期化したり波があったりすることが多いです。
    一旦治ったと思っても、しばらくして再発する人も見られます。
    長期にわたって通院しなければならない可能性もあるからこそ、できるだけストレスを感じずに済む病院選びが重要です。
    自宅や勤め先、学校から近くて通いやすい立地にあることが大切です。
    鬱病は時として何もやる気が起きなくなるので、遠い場所では通うことも億劫になってしまうでしょう。
    車を運転できなくなる日もあるので、できれば電車でアクセスの良い場所の病院が安心です。
    待合室もリラックスできて、スタッフや医師との相性が良いところであれば通い続けることもできます。

     

    セカンドオピニオンも視野に入れる

    通院することが嫌になる原因として、医師との相性が良くない事例もあります。
    医師への信頼が薄れたり、話しにくいと感じる先生だったりすると、だんだんと病院から遠のいてしまうでしょう。
    その結果、必要な治療が受けられず病状が悪化してしまうこともあります。
    どうしても通っている病院が嫌になった時は、思い切ってセカンドオピニオンしてみるのも一つの方法です。
    セカンドオピニオンとは病院を変えることですが、自分に合う医師と出会えることで病状が良くなる人もいます。
    処方される薬も医師によって異なることもありますし、話し方一つにしても先生それぞれ違います。
    信頼できてストレスにならず、会うのが楽しみになるくらいの大好きな先生と出会えれば何よりです。
    そのためにも、セカンドオピニオンが良い方向へと結びつくケースも少なくありません。
    家族と相談して、通院したくなるような医師を探してみましょう。

    ストレスのない通院を

    特に先生や病院に不満はなくとも、鬱病の症状が重い時などは通院自体がしんどくなってしまいます。
    通わないといけないことがストレスになるのです。
    どうしても病院に行く気が起こらない時は、無理せずにオンライン診療を受けるのも一つです。
    オンライン診療はスマホやパソコンを通じて先生と話せるので、自宅から出ずに済むというメリットがあります。
    ベッドの上でもできる診察方法で、必要に応じて薬も処方してもらえます。
    どうしても出かけるのが辛い時におすすめです。
    薬が切れたままで放置するのは良くない場合もあるので、家族に協力してもらって送迎をお願いする人もいます。
    医療ソーシャルワーカーにサポートしてもらう方法もあります。
    通院する気のない自分を責めるのではなく、より良い方法を選択しましょう。

     

    鬱になったら早めの通院をしよう

    普段よりも体が重い時は鬱かもしれない

    鬱病と聞くと、心が病んでしまうイメージが強いでしょう。
    確かに間違いではないのですが、心だけでなく体にも影響が出る場合が多いです。
    特に何もしていないのに、とにかく疲れた感じがする場合は危険です。
    何をしていてもボンヤリする、なんだか何をしていても面倒で体が重いという時は鬱病のサインかもしれません。
    それでも1日2日で体力や気力が戻って、普通通りに戻った時はまだ深刻に考えなくても良いでしょう。
    もし2週間前後体が重くおかしいと感じたら、病院に行って相談してみましょう。

    症状が重くならないうちに通院しよう

    責任のある仕事をしていると、無理をしてでも達成しなければと自分のことは後回しになりがちです。
    しかし、鬱病を放っておいていると、いつの間にか大きくなってしまいます。
    気が付いた時には、会社にも行けないような状態になり深刻化してしまうかもしれません。
    体がいつもと違い2週間前後続く場合ややる気が出なくて苦しいと感じる日々が続いたら、遠慮なく通院しましょう。
    精神科に行き、今の状態を伝えれば合った薬を処方してくれます。
    早めの通院であれば、会社を休まなくても病院に通いながら仕事ができます。
    給料が減った場合や貰えなくなったら、さらに不安も増えますので、悪化する前に対処しましょう。

    どこに通院したらいいかわからない時は

    初めての精神科や心療内科に行くとなると、どこに行けば良いのか悩んでしまうかもしれません。
    わからない時には、インターネットで口コミなども参考にしながら通いやすそうなところを探しても良いでしょう。
    もし普段から通っている内科などがあれば、症状を伝えてみてください。
    その先生が心療内科も行っていれば対処してくれますし、自分達で診られないと思ったら安心な病院を紹介してくれます。
    紹介状も書いてもらうことも可能ですので、その後の診察もスムーズにできます。

    勝手に通院をやめない

    自分の中で鬱病が良くなったと感じた時、自己判断で行くのを途中でやめてしまうのはいけません。
    ほかにも仕事や用事など忙しくなってしまうと、病院に行くのも後回しになってしまうでしょう。
    しかし、先生は様子を見ながら合わせた薬を処方してくれていますので、急にやめてしまうとぶり返して鬱状態になってしまう可能性が出てきます。
    薬を飲んでいるから症状が抑えられているのに、やめてしまったら元に戻ってしまいます。
    しっかりと治るまでは、医師の指示に従って通い続けるようにしましょう。

     

     

    鬱と生命保険や医療保険について

    鬱で入院したら

    鬱病は精神的な疾患で、一般的な治療法としては薬物療法や行動療法などの心理療法が行われます。
    ですが、自傷行為が行われることやオーバードーズになる、本人や周囲に危険が及ぶような重度の状態の場合には入院による治療が行われることもあります。
    また、鬱状態を悪化させないよう、一定期間心の休息を図るためのストレスケア入院などを実施している病院も少なくありません。
    鬱病で入院した場合、医療保険や生命保険に付保した医療特約による入院給付金は支払われるでしょうか。
    内臓疾患による病気入院や、交通事故などのケガによる入院が対象のように思えますが、精神疾患による入院も保障されます。
    ただし、それは鬱病と診断される前に保険に加入していた場合です。

    鬱病になってから保険に入れる?

    保険というのは支払う月々の保険料に比べると、いざという時に大きなお金を受け取ることができます。
    これができるのは、契約者がみんなで少しずつ保険料を出し合って、お金を貯め、誰かの万が一に備えているためです。
    そのため、支払リスクがほかの方より高い方は加入できないか、ほかの方より保険料が高くなることやリスクの高い事象については保険金が払われないことがあります。
    つまり、鬱病になってから生命保険や医療保険に入りたいと思っても入れないケースは多いです。
    取り扱い方は、各保険会社によって異なります。

    鬱病による支払リスク

    鬱病の方の多くは普通に生活を送りつつ、通院や投薬による治療を受けるのが基本で、入院治療が必要となるケースはそう頻繁にはありません。
    それなら、あまりハードルは高くないのではと思われるかもしれません。
    ほかの人より、少し保険料が高い、鬱病による入院は対象外とすれば良いのではと考えられます。
    もっとも、鬱病になるとオーバードーズや自傷行為によって救急搬送されるケースも少なくありません。
    症状や薬の服用により、フラフラして転倒するなどし、ケガをするリスクも高まります。
    持病がない方に比べると、鬱病そのもの以外の面でも支払リスクがあるため、保険会社は慎重になるのが一般的です。

    鬱病の方も入れる保険

    鬱病でも入れる保険はないかネットで検索すると、入れそうな保険もいくつか挙がってきます。
    もっとも、それぞれ加入できる条件やどのような場合にどんな保障が得られるかはさまざまです。
    鬱病やその影響が出そうな事柄には保障が行われず、鬱病とは基本的に関連がない癌のみ対象となるといった保険もあるので、よく内容を確認してニーズを満たせるか検討しましょう。

     

    鬱って実際どういうものなの?

    鬱病の症状を身体とメンタルに分けて見てみましょう

    身体面に出る症状

    鬱病の症状は人によって個人差はあるものの、身体に現れる辛さと精神面に出てくる症状に分かれます。

    まず身体面においては、何をするのも面倒臭くやる気がなくなります。

    倦怠感が続き、朝起きるのも辛くなり、頭痛や腹痛が頻繁に生じる人も見られます。

    人によっては突然耳が聞こえにくくなり、耳鳴りがして落ち着かないこともあるようです。

    そのほかに身体に現れる症状として、胃腸障害や食欲不振が挙げられます。

    反対に、過度に食欲が増して食べ過ぎて肥満体になるケースも見受けられます。

    呼吸がしにくくなる、過呼吸が起きるのも、鬱病の可能性が高いでしょう。

    さらに多くの人に共通するのが、眠れないという症状です。

    寝付きの悪さや中途覚醒、早朝覚醒など不眠の種類はさまざまです。

    眠れないことは鬱病の予兆であることも多いので、早い段階で病院を受診しましょう。

    メンタル面に出る症状

    鬱病の治療は心療内科や精神科を受診することになります。

    心の病気に分類され、メンタル面において非常にさまざまな症状が出現します。

    わけもなく涙が出てきたり、死にたいという衝動に駆られるなども、症状の一種です。

    自分がこの世に存在する価値が分からなくなり否定的になって、時にはリストカットをする人も見られます。

    悲しみや焦りなどのネガティブなマイナス感情がわき起こり、感情が支配される感覚です。

    躁鬱病の場合は、元気なときと落ち込むときとの差が激しくなります。

    1日の中でも感情の変化が大きく、表情もころころ変わります。

    元気なときほど自殺しやすいとも言われており、活動的になっているからといって安心はできません。

    鬱病の苦しさ

    こうした心身に現れる症状は、なかなか他人には分かってもらえないことも鬱病の苦しさです。

    頑張りたくても身体が思うように動かないことも多く、気持ちもついていきません。

    その結果、さぼっているように周りからが見られてしまいがちです。

    朝起きれず遅刻してします人もいますが、そのために学校や職場で怒られて余計に自分を追い詰めてしまします。

    本来真面目な人が鬱病になりやすいため、周りからさぼっていると見られてしまう自分を許せなくなるのです。

    最終的に自殺を図るケースも少なくはありません。

    特に身体に現れる症状は、ただの疲労だと甘く見てしまうことが多いので要注意です。

    身体の違和感や痛み、倦怠感が続くようであれば鬱病を疑い医療機関を受診しましょう。

     

    鬱(うつ)の基本的な治療法とは

    鬱(うつ)治療の基本

    鬱(うつ)治療の基本は休息・休養、薬物療法、精神療法が三大療法です。

    これに環境調整を加えて鬱(うつ)治療の四本柱と呼ぶこともあります。

    休息・休養と環境調整について

    ゆっくりとリラックスできる時間をとったり、これまでとは環境を改善したり、環境を整えることで、鬱(うつ)状態にあるストレスを軽減する治療法です。

    職場で鬱(うつ)を発症したなら、その事情に合わせ、たとえば、残業時間の短縮や配置転換などをしてもらう、家庭であれば家事の分担といった方法がとられます。

    鬱(うつ)の改善や回復のためには、焦らずに身体を休め、無理なく過ごせる環境を作ることが欠かせません。

    ストレスを取り除きつつ、生活習慣のリズムを整えながら、症状の改善を目指します。

    休養目的の入院治療

    鬱(うつ)が重い、長期化しているケースでは、休職や家庭での療養ではなく、入院して心身を休ませる場合もあります。規則正しい入院生活を送ることで、睡眠や食事といった生活リズムが整いやすくなり、服薬もしっかりできるようになります。専門の医師や看護師、臨床心理士などがついた環境で、精神的なリハビリテーションなども行えます。

    また入院している間は職場や学校、家族とも一定の距離がとれるのもメリットのひとつです。患者のストレスとなる刺激をシャットアウトすることで、心身ともに十分な休息や休養がとれるようになります。

    薬物治療について

    休息・休養や環境調整と並行して薬物治療が行われるのが一般的です。

    もっとも、鬱(うつ)の治療薬は服用してすぐに効果が出る、即効性のあるものではありません。

    焦らずに服用を継続することが必要です。

    精神療法について

    精神療法は種類がいろいろとあるため、治療する医師の考え方や方針、患者の症状や適性を踏まえて選択されます。

    精神療法の根幹にあるのは、精神科の医師や臨床心理士などが言葉により、患者の心に直接働きかける方法です。患者の話をよく聞く、適切な助言をする、カウンセリングを行うなどの言葉による治療が中心になります。

    患者と治療者側が信頼関係を築くことで、患者が安心して治療を続けられる状態を作り、休息や薬物療法の促進を図り、症状の安定を目指します。

    認知行動療法について

    認知行動療法とは、鬱(うつ)の原因となったストレスを振り返り、その対処法を習得することで安定した状態の維持や、再発を防ぐ治療法として位置づけられています。

    鬱(うつ)の患者は悲観的な物事の捉え方や考え方をしやすいため、それを認知行動療法で取り除き、いい状態へと導く方法です。

    鬱(うつ)の治療費

    鬱(うつ)になったときの治療法や治療費について

    鬱(うつ)の治療費については、当事者にとっては重要な問題になってくるものではないでしょうか。

    現在は多くの人が鬱に悩まされる時代になっていて、いつ鬱が自分にも降りかかってくるのか、誰にも分からない状態です。

    もしもに備えてどのくらいの治療費が必要なのかを把握しておけば、対策を立てやすいといえるでしょう。

    また、鬱の治療費と同時に、治療期間がどのくらいになるのかも理解しておきたいところです。

    鬱の治療の期間 

    鬱の治療費を知りたいのならば、鬱がどのくらいの期間で緩和するのかを把握する必要があるでしょう。

    もちろん、人それぞれ症状の度合いは違い、おかれている環境が違うかと思われます。

    しかし、ある程度の目安のようなものを把握しておくと、治療しやすいのではないでしょうか。

    まず、一般的に鬱病の治療期間として、3ヶ月程度から6ヶ月程度で症状が緩和するといわれています。

    このくらいの期間で症状が緩和する人たちは全体の3割程度になっており、1年程度治療を続ければ、全体の7割の人は症状が緩和するといわれているのです。

    多くの場合が1年間くらい通院することを考えておくとよいでしょう。

    鬱の治療費について

    鬱の治療費についても、それぞれの状況によって異なります。

    しかし、一般的に鬱の治療で病院へ通う場合には、健康保険適用を前提に、だいたい月に5000円から1万円程度、年間で10万円程度を見込んでおくとよいと言われていますがですが、人によっては重度の場合もありますので、一概にはなんとも言えないところです。

    治療費よりも仕事ができない点が厳しい

    鬱の治療費は健康保険を適用できる場合は、そこまで深刻な出費になるというわけではありません。

    むしろ、鬱を患ってしまうことによって、仕事ができなくなってしまう影響の方が大きいです。

    仕事ができなくなってしまうと、収入が減少してしまいますので、余計に鬱の治療費が家計を圧迫してしまいます。

    鬱になってしまった場合は、どのくらいの期間仕事を休まなければならないのか、また本来のように働けるようになるまではどのくらいの期間が必要なのかを把握する必要があります。

    また、仕事が完全にできない状態が続くと、職場からの信頼性も失われてしまう可能性もあるので、鬱はその治療費そのものよりも、症状の方が厄介だといえます。

    勤務先の担当者に相談して、健康保険の傷病手当金制度を活用しながら生活を維持し、しっかり休みながら治療に専念していくことが回復への近道となります。

     

    鬱病になったら生命保険に入れない?加入までの手順を紹介!

    鬱病になったときの生命保険加入はできる?

    鬱病を発症すると、生命保険や医療保険には加入できないといううわさを聞いたことがありませんか。

    この記事では、鬱病を発症した場合に生命保険に加入する手順についてお知らせします。

    鬱病は精神疾患の一つ

    現在も鬱病を患っていたり、過去に鬱病になったりしたことのある人は、生命保険の加入が難しいのは事実です。その理由が、鬱病は精神疾患であり、長期入院や再発のリスクが高い病気の一つであると保険会社がとらえているためです。鬱病になったことがある人が、生命保険の加入を断られるケースは実際に数多くあります。

    告知違反はもってのほか

    生命保険に加入する前には、「告知義務」というものがあり、過去の病歴や最近の健康状態を保険会社に伝えなくてなりません。この「病気」の確認の中には、鬱病が入っています。

    「鬱病が知られてしまうと、生命保険に入れなくなるのではないか」という恐れから虚偽の告知をしてはいけません。告知義務違反がバレてしまった場合には、契約解除などのペナルティが待っています。

    鬱病になってからでも生命保険に加入する方法

    まずはきちんと告知することが大事

    新型コロナウイルスの蔓延により、ストレスや不安から鬱病を発症する人が増えています。

    通常、生命保険に加入するには健康状況の告知が必要になるため、鬱病を発症してからでは生命保険会社の審査に通らない可能性が大です。

    なぜなら鬱病は自殺のリスクが高いことや、鬱病による内科的・外科的疾患のリスクが生じることが考えられているからです。

    生命保険に加入するには、健康状態はもちろんのこと、通院歴や入院歴もきちんと伝えなければなりません。

    これは告知義務として定められており、事実を伝えなかったり異なる報告をしたりすると、告知義務違反となります。

    一度は生命保険に加入できたとしても、後で鬱病の既往歴が発覚したときに契約解除や保障がされなくなるので注意が必要です。

    鬱病になっても生命保険は継続できる?

    告知は過去5年以内の医師による診察や検査、治療と投薬を問う内容となっており、鬱病を発症してからでは一般の生命保険に加入するのは難しいのが実情です。

    しかしすでに生命保険に加入している場合、更新時期が来ても健康状態を告知する必要がありません。

    その場合には特に審査されることもないので、加入している生命保険の条件変更をしなければ、鬱病になっても引き続き生命保険に入り続けることができます。

    では鬱病になったときに何の生命保険にも入っていなかった場合、入れる保険はあるのでしょうか。

    おすすめは引受基準緩和型保険

    鬱病になってから生命保険に入るなら、告知項目が少ない保険を選ぶしかありません。

    通常の生命保険では鬱病はリスクが高い病気とされているため、審査が厳しいからです。

    そうなると告知項目が少なく、持病と入院歴がある人でも入れる保険が適しています。

    それが「引受基準緩和型保険」といわれるものです。

    告知項目が少なく、その内容はいずれも鬱病に関係のないものばかりなので、一般の保険には加入できないけど、緩和型の保険なら加入できるという方がほとんどです。

    ただしそれぞれの引受基準緩和型保険によって加入条件や保障の違いがありますので、鬱病の状態に合ったものを組み合わせるようにしましょう。

    他にも加入できる生命保険がある

    生命保険の中には「引受基準緩和型保険」よりも加入が容易で、かつ鬱病になってからでも入れる保険が他にもあります。それが「無選択型保険」というもので、生命保険に入るにあたって必要とされる健康状態についての告知や医師による診査も不要です。この生命保険は告知項目がまったくないのが特徴ですので、引受基準緩和型保険にも加入できなかった場合の受け皿的な選択肢となるでしょう。

    鬱病になったときには入れる医療保険はあるの?

    鬱病になってしまったときはどうすれば?

    病気になったときに心配なのが医療費ですが、その際医療保険に加入していれば安心です。

    しかし医療保険に加入するには、自身の健康状態や過去の既往歴に伴う通院歴や入院歴を正直に告知しなければなりません。

    これを「告知義務」と言い、この内容を元に生命保険会社は加入の可否を判断します。

    鬱病も医療保険の加入対象として認められてはいますが、一般の医療保険への加入は非常に難しいのが実情です。心の病である鬱病は治療が長引き、なおかつ完治することが難しいことから自殺のリスクが高いと判断されているからです。

    それでは鬱病になったら医療保険の加入は無理かと言いますと、そんなこともありません。

    特別条件付きの保険であれば、鬱病でも保険加入できる人がほとんどです。

    鬱病でも加入できる医療保険とは 

    医療保険に加入するときの告知項目の中に、過去5年以内に医師の診察を受けたかどうかを問うものがあります。この中には検査や治療、投薬を受けたかどうかも含まれており、鬱病を診察する心療内科や精神科の受診も対象です。

    しかも医師の診察を一度でも受けると鬱病の受診歴があると判断されるため、この時点で通常の医療保険に入ることは難しくなります。

    一方で「引受基準緩和型保険」と呼ばれる医療保険があり、通常よりも告知項目の設定が少ないのが特徴で、項目に該当しなければ、鬱病になっても加入できます。

    鬱病でも保険に入りやすい理由

    引受基準緩和型の医療保険に鬱病になってからでも入りやすい理由として、主な告知項目が少ない点が挙げられます。

    告知事項は保険会社によって異なりますが、主に3つあり、1つ目は「医師から最近3ヶ月以内に入院や手術、治療や先進医療を受けるようにすすめられたかどうか」、2つ目は「過去1~2年以内に入院や手術をしたかどうか」。そして3つ目は「過去5年以内にがんや肝硬変、慢性肝炎で医師による診察や治療、検査及び投薬を受けたかどうか」を問われます。

    実際の告知事項は保険会社によって異なり、もっと簡易な告知の会社も存在します。

    持病が鬱病だけであればこうした項目に該当しないことが多いため、質問の答えはすべて「いいえ」にチェックすることになり、保険に加入できるのです。

    ただし通常の医療保険より引受基準緩和型医療保険の方が、保険料が高めに設定されていることを理解しておきましょう。

    鬱病の治療のために用意しておくと安心な必要保障額とは

    鬱病で入院治療が必要になったときに備えて

    鬱病の治療は基本的には精神安定剤などの投薬治療と自宅療養、職場や学校などの環境改善になります。

    もっとも、状態がなかなかよくならない場合や、環境を整えて安静にするために入院療養が行われるケースも少なくありません。

    現在、医療技術の進化や医療費財政の負担軽減のため、一般的な病気の治療では入院期間は短期化の傾向があります。

    これに対して、鬱病の場合、焦らずにじっくりと治療を行うことが必要なため、1回の入院が1ヶ月から、それ以上となるケースも少なくありません。

    生命保険文化センターの調べによれば、令和元年度における1日あたりの自己負担費用の平均は23,300円となっています。

    生命保険文化センターではこれまで継続的に調査を行っていますが、年々、入院時の自己負担費用は上昇しています。

    仮に平均額で30日の入院をしたとすれば、70万円に近い費用が必要です。

    高額医療費制度の申請をすることで一定額以上の費用は払い戻しが受けられたり、鬱病で精神障碍者福祉手帳を取得していれば、医療費の助成が受けられる場合もあります。

    しかし入院費用以外にも支出が予想されるので、十分な保障額を用意しておければ安心でしょう。

    入院費用以外にも経済的な負担が大きな鬱病治療

    精神科病院への入院にあたっては、健康保険の適用が受けられる入院費用や投薬代、検査費用だけでなく、自己負担の額が一般的な病気に比べて多い傾向がみられます。

    個室に入院するための差額ベッド代や、入院中に必要な日用品やおやつなどを買うために入院時に10万円の保障金や預かり金を支払うケースが少なくありません。

    また、鬱病で仕事を辞めていれば、収入が入ってきません。

    休職している場合の傷病手当金は給料の6割程度にとどまります。

    入院中でも家賃の支払いや住宅ローンの支払いが必要になったり、家族を支える立場にある人は家族の生活費もまかなわなければなりません。

    つまり、ご自身の入院にかかる費用に加えて、収入の減少分も踏まえて保障額を考える必要があるのです。

    準備したい保障額 

    入院日額を1万円に設定しておけば、30日の入院で30万円の給付が受けられます。

    自己負担の平均額である23,300円や、生活費も含めた金額になればいいのですが、そのためには保険料が高額になります。

    既に鬱病の診断を受けていれば、高額な保障には入れないケースもあるため、無理のない範囲で入院日額1万円、加入条件が厳しい場合には少なくとも5000円を選びたいところです。

     

    まとめ

    いずれにしても、鬱病になった後に、生命保険・医療保険の加入の検討、見直しをする場合、最も大切なことは加入している以外の保険会社で見直しをするということです。

    これは、同じ保険会社に比較できる医療保険の種類は少なく、かつ、複数の種類の引受基準緩和型保険や無選択型保険を取扱している可能性は極めて低いです。そのため、根本的な保障の見直しになりません。

    保険は保険会社ごとに保障内容が異なり、保険料にも差が出てきますので、必ず複数の保険会社で比較して加入検討や見直しが必要です。

    アグネスでは、簡単な質問に答えるだけで、ご自身の加入できる複数の保険を気軽に探し、比較することができます。あなたにぴったり合った保険を選ぶことができるので、まずは気軽に診断してみましょう。