【ADHD×保険】ADHDの症状とは

ADHDとは

ADHDは注意欠陥・多動性障害と呼ばれる発達障害のうちの一つです。病気ではありません。

その名の通り、集中力に欠ける不注意やじっとしていることが難しい多動性、思いのままに行動を起こしてしまうという衝撃性の症状がメインとなる障害です。

これらは症状の現れ方がさまざまであり、不注意が優勢となったり、多動や衝動性が優勢となったりするパターンなど人によって症状の表出が異なります。

子どもの頃から発覚するケースが多いですが、大人になってから発覚するケースも少なくありません。

ADHDの症状とは

不注意が優勢となるタイプの方は、普段から忘れ物が多かったり、失くしものをよくしてしまったり、物事に集中することが難しいといった症状が目立ちます。

またちょっとしたミスを多発してしまうというのも、不注意優勢の方によく見られます。

そのため、学業や仕事においてミスを連発してしまうので、第三者から見て努力していないと捉えられるなど、勘違いされてしまうこともしばしばです。

また、多動・衝動が優勢となるタイプの方は、とにかく落ち着きがないのが特徴です。

特に幼少期など子どもの頃に多動はよく見られ、授業中に離席してすぐ立ち歩き、順番を待つことが難しいなどと言ったことで周囲に迷惑をかけることが多くなります。

また、感情や欲求に対するコントロールが非常に苦手とするケースが多いです。

また、不注意も多動・衝動性も同時に持ち合わせているADHDの方もいらっしゃいます。

これらの症状すべてによって、周りとのトラブルが生じやすくなるため、ADHDの方は自尊心が低くなる傾向にあるのです。

この自尊心の低下などによって鬱や不安障害などのような二次障害を引き起こす可能性もあるといわれています。

 

ADHDの子どもは睡眠障害も生じやすい

またこの他に、ADHDの子どもは睡眠障害を合併する可能性が高いことが分かっています。

寝つきが悪く、夜間に何度も目を覚ましてしまう、といった症状がよく見られます。

たとえば多動性の強い子どもであれば、夜間もいつまでも落ち着くことができないため、寝つきも悪くなってしまい、興奮してしまうのです。

また、衝動性の強い子どもはゲームやスマホなどに集中しすぎて寝付けなくなるケースも多いようです。

不注意の強い子どもは、宿題や勉強などがいつまでも終えられず時間がかかり、親にそれを注意されることで寝つきが悪くなってしまうといったケースもあります。

ADHDの子どもの睡眠障害は、日常の生活リズムを整えてあげることによって少しでも改善可能です。