【感染症×保険】感染症になった人が医療保険に入ることはできるのか

医療保険に入れる条件を確認しよう

感染症の病歴がある方が医療保険に入れるかは、どの感染症にかかったかや、治療にあたって入院や手術などをしたのか、現在は完治しているのか、治療後どのくらいの期間が経過しているかによります。

この点、一般的な医療保険は過去5年以内に手術や7日以上の入院をしたか、最近3ヶ月以内に医師の診察・検査・治療・投薬を受けたかなどがチェックされます。

この加入条件は保険会社や医療保険の商品内容によっても異なりますが、直近で病歴があると加入できないのが原則です。

感染症にもさまざまな種類がある 

感染症といっても、比較的軽度のものから、特効薬のない生命の危機にかかわる重篤な感染症までさまざまあります。

比較的軽度といえば、インフルエンザや一部の性感染症、水虫やものもらいなども感染症の一つです。

たとえば、インフルエンザに罹患した場合、入院などしておらず、投薬を受けたのが半年前といった場合には医療保険への加入が可能です。

軽い水虫で医師の治療も受けていないといった場合なら、特に問題なく入れます。

これに対してエボラ出血熱やコレラ、赤痢、結核、天然痘、SARSや新型コロナウイルスなど措置入院が必要になるような指定感染症などの場合には、過去5年以内の入院をはじめとする治療を受けていると入ることは厳しいです。

もっとも、5年より前に治療を受け、完治したうえで、5年内は特に問題なく元気に過ごしているというのであれば、加入は可能です。

一方で、入院したのは5年より前でも、現在も後遺症などで通院中、投薬中となると加入が難しくなります。

医療保険で特に問題となる所定の感染症

生命保険各社では感染法上によって指定されている7つの一類感染症と7つの二類感染症、計14つに及ぶ感染症のことを所定の感染症などと呼んでおり、所定の感染症で亡くなった場合には感染を災害と扱い、災害割増特約から死亡保険金の割り増しの支払いを行っています。

そのため、所定の感染症に該当する感染症に罹患した場合には、インフルエンザなどの比較的一般的な季節性の感染症に比べて、医療保険の診査も厳しくなる傾向にあるのです。

新型コロナウイルスについては、各社で対応がまだバラバラな側面がありますが、既に加入している方については、入院、死亡した場合に安心の保障が得られるようになっています。

これに対して、新型コロナウイルスに罹患した後で医療保険に加入したいという場合、病気についての解明がまだなされておらず、かつ、後遺症に苦しむリスクが高いことから、診査は極めて慎重になると言わざるを得ません。