てんかんになると保険に入れる?

生命保険や医療保険の場合

生命保険や医療保険は、突然の病気やケガで入院や手術が必要になることや高度障害や死亡した時に金銭的な保障が得られるものです。
すべての契約者が支払った保険料を財源に、万が一のことがあったら一人ひとりに高額な保障が支払われます。
そのため、契約者は平等である必要があり、すでに病気であるなど、支払リスクの高い方は加入が認められないか、健康な方より高い保険料を支払う場合や支払う保険金額を制限される場合があります。
てんかんの場合、一般的な保険会社では加入ができないケースが多いです。
てんかんで入院するリスクも高いだけでなく、発作が原因でほかの病気を引き起こす場合やケガをするリスクも高いためです。
たとえば、発作が激しく心臓発作を起こす場合や脳梗塞などを起こすおそれ、呼吸困難に陥って死亡するリスクもあります。
また、発作を起こして倒れたことで、階段から落ちる場合や頭を打って死亡するなどのおそれもあるためです。

加入できる生命保険や医療保険

一般的な保険会社では加入できないケースが多いですが、加入できることもあります。
保険会社の診査センターで健康診断を受け、社医による診査を受けたうえで、一定の条件を付けられて入るケースが一つです。
社医が認めていれば、保障を受けることはできますが、条件付きといって、てんかんによる入院やてんかん発作に起因する入院や死亡は保障対象外になる場合や金額が抑えられるおそれがあります。
一方、一部の保険会社では、てんかんなどの症状がある方専用の保険を用意しているケースもあります。
同じようなリスクを抱える方を契約者にするので、平等が図られ、リスクを考慮した保障内容にすることで、難しい診査などを受けなくても入ることが可能です。

 

自動車保険の場合

てんかん持ちの場合、そもそも自動車免許が取得できないこともあります。
ただし、発作が過去5年間以内に起きておらず、医師が今後発作が起こるおそれがないとの診断を行ったケースや運転に支障を来す発作が過去2年間以内に起こったことがなく、医師が今後数年間は発作が起こるおそれがないという診断を行った場合など、一定の条件を満たす場合には個別に判断され、免許が与えられます。
免許を取得して実際に車を運転するには、必ず、自賠責保険に入らなくてはなりません。
これは、対人補償の強制保険ですので基本的に入れます。
では、自分の補償も含めた任意の自動車保険に入れるかというと、各社で対応が異なるため注意が必要です。
てんかんをはじめ、特定の病名による加入制限はないとするケース、持病があっても合法の運転免許を取得していれば無条件で加入できるというケース、過去の事故多発歴や事故状況から個別に加入を拒否することがあるなどです。
また、実際の保険金支払時に個別に審査するというケースもあります。