鬱の前兆を知っておけば早期の対策ができる

心と体の異変が続くようなら要注意

気分障害である鬱にはなんらかの前兆が現れるので、それを見逃さないようにしましょう。
よくあるのは生活習慣や体調の異変であり、疲れているのに寝つけない、食事を摂るのがきつい、などは高確率で起こります。
これらは一過性の症状だと考えて見逃してしまいがちですが、ずっと続くようなら鬱かもしれません。
鬱は心の風邪と呼ばれていますが、時に命を落とす症状にもなりえます。
自分を傷付けたり、他人に危害を与えたりするリスクがあるため、前兆に気づいて早めに対策をすることが重要です。
一般的に心と体の不調が1~2週間を超えて続くようであれば、鬱の可能性を考えてみる必要があります。
鬱は決してめずらしい疾患ではなく、多くの人が生涯において経験するポピュラーな症状です。

心がつらいなら鬱が原因かもしれません

鬱の前兆として多いのは、心の状態が不安定になることです。
また、ネガティブな感情が湧いてきて、払拭するのが難しくなります。
理由もなくイライラする、人と会話するだけでストレスが溜まる、何をやっても楽しいと感じられない、などはよくある前兆です。
だるさや倦怠感を招くこともあり、几帳面で身だしなみに気を配っていた人が、急にだらしなく不潔になるケースもあります。
周りから見れば、別人格に変化したように感じられることもあります。
何事に対してもネガティブに考え、ポジティブに捉えることができなくなったら鬱の前兆かもしれません。
仕事が以前より明らかに遅くなった、夢も希望も見出せない、失敗した出来事ばかり思い出してしまう、などの状態にも注意が必要です。
鬱の多くは環境が生み出すので、環境を変える対策も考えてみてください。

体の違和感にも敏感になりましょう

体の調子が変だと感じる場合、多くの人は内科に行くでしょう。
たとえば、内臓の機能が低下していると不調を招きますが、鬱の場合は検査を受けても異変が見受けられないケースが多々あります。
しかし、鬱を発症している状態で放置しておくとますます症状が悪化していきます。
鬱は体にも前兆が現れ、食欲や性欲が減退することが多いです。
食事をする楽しみが激減した、異性に性的な感情が湧かない、などはよくある体のサインです。
ほかにも、胃腸のトラブル、便秘、下痢などを招くこともあります。
内臓には異常がないのに疲れが抜けない、何もしなくても疲れる、睡眠の質が著しく低下している、などと感じる場合は鬱かもしれません。
鬱の前兆や症状は一つではありませんし、人によって症状が異なりますが、いずれにしても症状が長く続くのが特徴です。