糖尿病の2つのタイプ

糖尿病には2種類ある

糖尿病はインスリンの働きが悪くなり、血糖値が上昇してしまう病気です。

糖尿病というと生活習慣病というイメージがあり、食生活の乱れや運動不足が原因で起こると思われがちですが、実際には糖尿病には大きく分けて2つのタイプがあり、1型糖尿病、2型糖尿病に分類されます。

1型糖尿病とは

膵臓でインスリンを生成するβ細胞が壊され、インスリンを出す力が弱まったり、インスリンが出なくなったりします。未だその原因は解明されていません。

インスリンが不足した状態となるので、定期的に糖分を摂取し、ご自身で注射器を持ち歩いてインスリン注射をしなくてはなりません。

糖分が切れるとふらふらし、意識を失って倒れてしまうこともあるので注意が必要です。

糖分を摂取するとすぐに回復し、入院するまでに重篤な症状に陥ることは稀ですが、自分の症状を自覚して、糖分が切れないようにする意識が求められます。

2型糖尿病とは 

2型糖尿病もインスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなったりすることで血糖値が高くなる病気です。

1型糖尿病とは原因が異なり、遺伝的な影響をはじめ、脂肪分が多い食事やお酒などの食べ過ぎや飲みすぎ、運動不足、肥満など、いわゆる生活習慣の乱れで起こる病気です。

食生活や運動習慣の見直しを図ることで改善が望めますが、症状が重い場合には飲み薬や注射などが必要になります。

気をつけたい主な症状

糖尿病は自分では症状に気づきにくく、かなり血糖値が高くなってから症状が現れるので、健康診断などの血糖値の指摘などを真摯に受け止めることが必要です。

高血糖状態になると、喉が渇きやすくなり、水をよく飲むなどの症状が出てきます。

やたらと水を欲したり、喉が渇きやすくなったりしたら要注意です。

水分を大量にとるようになるので尿の回数が増加します。

インスリンが適切に働かなくなったことで、尿にあふれた糖分が尿とともに体外へと排出されてしまいます。

身体のエネルギー源である糖分が、どんどん尿とともに出ていってしまうので疲れやすくなり、踏ん張りが効かなくなります。

そのため、ふらふらして、駅で倒れて、プラットフォームの下に落ちそうになったとか、階段を踏み外してケガをしたなどのケースもあるので、注意が必要です。

血糖値が高くなると意識障害を起こすこともあります。

糖分がどんどん流れだし、尿の量も増えるので、体重が減る方も少なくありません。

特に1型糖尿病でガリガリに痩せてしまう方も多く、2型糖尿病の初期の方の肥満状態とは大きな差が見られます。