感染症

多彩な種類がある感染症

感染症に分類される疾患は多くの種類があり、新たにウイルスが発生して蔓延することも少なくありません。
近年でも、鳥インフルエンザや新型インフルエンザ、新型コロナウイルス、サル痘など新たな感染症が登場しています。
過去に発生した感染症の中には、治療法の確立や治療薬やワクチンの開発、普及によりほとんど発症が見られなくなったものもあります。
一方で、沈静化したと思われていた感染症が、ある時突然として蔓延し始めることもあるので注意が必要です。
かつて流行した時代に感染したり、予防接種を受けていた方は感染したり、重症化することが少ないのに対し、感染がおさまって予防接種も受ける人が減った世代の人が簡単に感染するなどのリスクもあります。

感染症対策

日本では感染症法を制定し、世界で確認されている感染症を、感染力の高さや重症化度、生命への危険度をはじめ、治療法の確立や治療の難易度、治療薬やワクチンの開発や普及度などに応じて分類を行い、類型ごとに対応策を講じています。
感染力や重症度が高い一類、二類に分類される感染症と新型インフルエンザ等感染症については、感染症指定医療機関で隔離しての入院治療を行うとともに、医療費は公費負担とし、患者の自己負担はありません。
医療費がかかることで診断を受けることや入院を避けることがないようにし、本人の生命を守り、感染防止を図るものです。
三類から五類に分類される感染症については、治療は一般の医療機関で行うことができ、医療保険の適用はありますが、加入している健康保険に応じた自己負担額が発生します。

感染予防対策

感染症の予防対策としては、国民への情報提供や、手洗いや消毒、うがいなど、それぞれの感染症に応じた予防対策の啓もうをはじめ、ワクチンによる予防接種も重要な役割を果たしています。
もっとも、新たな感染症が登場した当初は有効な治療薬もなく、ワクチンも存在していません。
感染が拡大していく中で、製薬会社などが尽力し、治療薬やワクチンが開発されると徐々に感染がおさまっていきます。
中にはリスクの高い類型から、リスクの低い類型に移行されるケースもあります。
また、感染症の中には四類に分類されるように、人から人ではなく、動物や飲食物などを介して感染するものがあるため、注意が必要です。
サルやハクビシン、コウモリ、ヤワゲネズミ、プレーリードッグ等など輸入禁止措置が講じられているのは、生態系の保護や動物保護のためと思われがちですが、実は感染症が日本に入り込むリスクを防止しています。