糖尿病の具体的な治療法とは

治療の基本は食事療法

血糖値は食べ物を摂取することで上昇するため、糖尿病治療では食事療法が基本になります。

規則正しい食生活を意識し、食べ過ぎないように注意してください。

血糖値の急上昇を抑えるには、よく噛んで食べることがポイントです。

早食いをすると食べ過ぎにつながり、結果的に身体に多くの糖質を入れることになります。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、早食いした時よりも少ない量で満足できます。

1日の摂取カロリーは適切に抑えて、カロリーを多く取り過ぎるのを防ぐことが大切です。

肥満の場合もカロリー制限を求められますが、糖尿病の食事療法はより厳格な内容です。

ただし、血糖値が上がりにくい食材を活用することで、満腹感を得ながら糖質の摂取を抑えられます。

食事は生きるうえでの大きな楽しみですから、それを損なうことなく血糖値をコントロールしてください。

 

運動も合わせて行いましょう

糖尿病の治療では食事療法に加えて、運動療法も重要になります。

運動をすれば糖質が使われるので、血糖値が上がりにくくなるのです。

また、運動をすると筋肉が増えて、相対的に脂肪が減っていきます。

筋肉が増えると糖の燃焼効率が良くなり、血糖値の安定につながります。

インシュリンは血糖値を低下させる働きがありますが、体の状態により作用が変化する性質があるのです。

肥満の人よりも筋肉質の人の方がインシュリンの作用がしやすく、効率的に血糖値の抑制ができます。

運動は無理なく続けられる有酸素運動が好ましく、できれば1日に2回実施しましょう。

1回あたりの時間は1530分くらいが適切です。

大切なのはあくまでも継続性であり、ハードな運動に関しては途中で挫折するリスクが高いので避けたほうが無難です。

 

薬物療法で血糖値を抑える方法も

食事と運動が糖尿病治療の基本になりますが、ほかにも飲み薬や注射薬などを使用する薬物療法もあります。

血糖値の上昇を抑えるための治療薬を使用し、糖の吸収を阻害したり、糖の排出を促進させたりします。

食事や運動などのセルフケアだけで血糖値をコントロールできなくなったら、薬物療法が必要です。

具体的には、血糖値が高い状態のまま下がらなくなった時になります。

薬物療法は継続が重要であり、最も注意したいのはサボり癖がつくことです。

高血糖の状態が長く続くと、血管壁にダメージを与えます。

また、血液の流れが阻害されて、最終的に壊疽を引き起こす可能性があります。

特に血液循環が悪い足などは、壊疽が起こりやすいので注意が必要です。