てんかんってどんな病気?治るものなの?

てんかんとは

現在日本では100万人程度の人がてんかんと診断されています。
比較的身近な病気とも言えるてんかんですが、その実態はあまり知られていません。
というのも、これこそがてんかんの症状だ、と言えるものがないのがその理由の一つです。
てんかんの正式名称は「てんかん症候群」であり、さまざまな症状がまとめててんかんと一括りにされています。
では、どんな症状がてんかん症候群と呼ばれるのでしょうか。
代表的なものとしては痙攣が挙げられます。
もちろん、痙攣はてんかんでなくても起こる症状です。
てんかんと診断されるためには、脳の中である特定の働きが起こっていることが確認されなければいけません。
人間の脳の中にはニューロンと呼ばれる神経細胞がたくさんあり、それらが放電しなければ思考や運動は可能になりません。
しかし、中にはこのニューロンの放電が過剰になってしまう人が存在します。
過剰な放電が繰り返し起こってしまった結果、人間は痙攣を起こし、最終的にてんかんに至ってしまうのです。

てんかんは子どもの病気?

先ほど日本には100万人近いてんかん患者がいると言いましたが、これは現在てんかんを患っている方の数です。
つまり、かつててんかんを起こしたことがあるけれど、今はなんともなく過ごしているという人の数は含んでいません。
実際、子どもの頃てんかんを起こしたけれど、今は発作に悩むことはまったくないという方は少なからずいるでしょう。
そうした例が示す通り、てんかんは子どもの頃に一度起きたきりで後は治ってしまったというケースが多く存在します。
とはいえ、中にはそうした例から漏れて大人になってからもてんかんに苦しんでいるという人も存在するのです。

てんかんを治す方法はあるの?

では、そうした方がてんかんを治す方法はあるのでしょうか。
現在、てんかんの特効薬は開発されていません。
一方で、「抗てんかん薬」と総称される症状を和らげる薬なら多数存在します。
現状ポピュラーな治療法は、この抗てんかん薬を飲みながら症状を抑えつつ自然とてんかんが起こらなくなるのを待つというものです。
また、外科手術を行う方法もあります。
とはいえ、あくまでもこれは薬では到底てんかんの発作を抑えることができない難治性の症状を抱えた人のために行われる手術なので、大半の人は必要がありません。
そのほかの方法では、糖質を摂らない「ケトン食療法」や一時的に絶食する断食療法なども存在します。