感染症になった人は生命保険に入れるのでしょうか

生命保険に入れるかはいつ感染したのかと現在の状態による

生命保険は死亡保険金を支払う保障ですので、加入する時点で死亡リスクが高い方は基本的に加入ができません。

生命保険は死亡保険金に対してわずかな保険料であっても、大きな保障が得られる制度です。

これを実現しているのは、契約者が少しずつ保険料を出し合うことで、そのうちの誰かが亡くなった際に相互扶助の仕組みにより、集められた保険料から保険金が支払われるからです。

そのため、契約者は平等である必要があり、年齢や性別に応じた死亡リスクの高低に基づき保険料が定められるとともに、既に病気に罹患しているなど死亡リスクが高い人を排除するために健康状態を確認する診査が行われます。

保険会社や生命保険商品によって多少差はありますが、一般的には過去5年内に病気やケガで手術や一定期間以上の入院をした人、過去3ヶ月内に通院や投薬治療を受けた経験のある人は生命保険に入れません。

そのため、感染症になった方が生命保険に入れるかは、いつ感染してどのような治療を受けたのか、直近でも通院しているのかによって異なります。

感染症にもさまざまな種類があり完治度も異なる

感染症といってもさまざまな種類があり、軽度の症状で済み、治療法なども確立されているものから、死亡リスクも高く、治療も困難を極める感染症もあります。

たとえば、インフルエンザの場合、高齢者などを除けば入院するケースは稀です。

そのため、直近でインフルエンザにかかって投薬など受けていなければ加入できますし、罹患したばかりの場合には完治してから3ヶ月ほど待てば、基本的に問題なく加入できます。

これに対して、結核は感染力が強く、症状も重くなりがちで措置入院が必要な指定感染症の一つです。

もっとも、かつての時代と異なり、近年では治療法や治療薬なども確立されて命を落とす人は稀となり、一定の入院をすることで短期で回復し、元の生活に戻れます。

現在も引き続き治療を受けている事情がなく、入院したのが5年前より前であれば、それ以外の健康状態に問題がなければ、基本的に生命保険に加入できます。

後遺症などが長引くケース

新型コロナウイルスは新たな感染症ですが、まだ解明がなされていない未知のウイルスです。

この点、既に生命保険に加入されている方が新型コロナウイルスで亡くなった場合、生命保険各社が支払いを行い、災害割り増し保険金を支給するケースも少なくありません。

一方、新型コロナウイルスにかかった人が、これから生命保険に入れるかというと極めて難しいものがあります。

入院した方は5年内の制限にひっかかりますし、自宅療養であった場合も、後遺症があるなどして通院や投薬を受け続ける可能性があり、診査を通らない可能性があるためです。