糖尿病はどんな病気か?原因は?

インスリンの働きが足りなくなる病気

糖尿病という言葉は耳にすることが多いものの、実際にどのような病気なのかをあまりよく知らない人は少なくありません。
糖尿病というのは、インスリンというホルモンの働きが足りなくなる病気です。
インスリンは血液の中にある糖をエネルギーに変えてくれるホルモンです。
毎日食べる食事の中にはたくさんの糖が含まれていますが、これが小腸から吸収されて血液の中に入ると、血糖値が上がります。
インスリンが十分にあれば、糖をどんどんエネルギーに変えてくれるので、血糖値は下がります。
この働きがうまくいかなくなるのが糖尿病です。

原因は大きく分けて2つ

インスリンの働きが足りないというのは、以下の2つの原因が考えられます。

①インスリン自体が足りない
②インスリンが効かない

インスリンが足りない体質はアジア人に多いと言われ、遺伝もあれば加齢、ストレスなども原因になります。
インスリンが足りていても効かないのは、内臓脂肪がインスリンの働きを妨害する物質を出すためです。
「肥満体の方は糖尿病のリスクが高い」とされるのは、肥満体の方の内臓脂肪量から、②の症状になるおそれがあるためです。

どのような検査でわかるか

糖尿病かどうかを診断するのに、主な検査が3種類あります。
一般的な健康診断で血液を検査するときに用いられるのが、「空腹時血糖値」の検査です。
前日の夕食を早めに取り、そこから何も食べずに翌朝の血液を採取して血糖値を測ります。
ほかの検査としては、「ブドウ糖負荷試験2時間値」というものがあります。
10時間以上絶食して採血し、次に75gのブドウ糖液を飲んだ2時間後に再び採血して血糖値を測定します。
また、「随時血糖やHbA1c」の検査では、食事は関係なく採血して血糖値を測り、200mg/dL以上やHbA1c6.5%以上の場合に診断するのです。
結果は、基準値に照らし合わせて診断し、リスクの高い範囲にある場合は「境界型」とされます。

 

自覚症状はあるのか

糖尿病は徐々に進行することが多く、初期の頃はまったく自覚症状がない場合が多いです。
進行すると手足にしびれや痛みが出たり、のどが渇いて水をたくさん飲み、頻繁にトイレに行ったり汗を異常にかいたりするようになります。
皮膚が乾燥してかゆみが出たり、男性はEDになったりする場合もありますが、ゆっくりでもこうした症状が進行すれば、やがて命に関わる状態になりかねません。
特に高血圧を併発すると合併症を進行させてしまうため、早急な対処と厳重な対応が必要です。