癌とはどんな病気なのか?


癌とは?

日本人の死因としても多い癌は、どうしてできてしまうのでしょうか。
若くても癌にかかってしまうと、進行が早く命を落としてしまう場合もあります。
体の中で細胞が日々分裂や増殖を繰り返しているのですが、その機能がうまくいかなくなってしまうとコントロールができなくなってしまいます。
すると、遺伝子変異してしまった細胞集団が集まり、勝手に増殖し始めて腫瘍が転移や浸潤的に増殖していく現象が起きてしまうのです。
この状態が起きてしまった病状を、悪性腫瘍(癌)と読んでいます。
癌は稀にあったものがなくなっている場合もありますが、ほとんどの場合そのままにしていると全身に転移してしまいます。
早めの治療をして、体から取り除かなければなりません。
ずっと放置した状態が続いてしまうと、ほとんどの場合死に至ります。

癌とがんは違う?

深く癌について知らない人からすると、癌もがんも一緒に感じます。
ただ漢字と平仮名の表記が違うだけと思ってしまいますが、正確的には多少違いがあります。
平仮名のがんの場合、漢字の癌をはじめ肉腫や白血病、悪性リンパ腫などさまざまな状態が含まれるのです。
それに対して漢字の癌は、肉腫や悪性リンパ腫は含まれていません。
すべての癌を表したい時には、漢字ではなく平仮名のがんが使われています。


癌はさまざまな臓器で発生している

よく聞く乳癌や大腸癌、肺癌など聞き慣れている臓器もありますが、ほかにも体にあるすべての臓器や組織から発生してしまいます。
人によってその部位はさまざまで、できる箇所や進行度によっても手術の仕方が変わってきます。
皮膚や胃などの粘膜など上皮性細胞から発生する悪性腫瘍を癌と言い、その他の筋肉や骨、脂肪など非上皮性細胞から発生した悪性腫瘍を肉腫と呼んでいるので違いを覚えておくと良いでしょう。


癌になりやすい生活

さまざまな研究では、癌になりやすい人の生活がわかってきています。
その中でも代表的なのは喫煙です。
どうしてもストレスが溜まってしまい、口寂しい時にはタバコを吸ってしまう方もいるでしょう。
このちょっとした気を紛らわすタバコが、肺癌をはじめとするさまざまな癌の原因になっているとわかっています。
さらに、副流煙もあるため、周りにいてタバコを吸わない人にも影響を与えてしまうのです。
ほかにも、飲酒する人もさまざまな癌になりやすいと言われています。
お酒を飲む時におつまみも好きなものばかりを並べてしまうと、栄養も偏ってしまい栄養不足になります。
飲酒で取り込むエタノールも良くありません。
こういった理由からも、飲酒をしている人はリスクが高くなります。